サーキュラーエコノミー、廃プラの最適な資源循環システムの構築を目指して
福岡アジア都市研究所|レコテック
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Quantum computing technology
量子コンピュータとは、従来のコンピュータとは異なる原理、
量子力学と呼ばれる物理現象を用いて、高精度・高速に答えを導く次世代計算技術です。
量子コンピュータの中でも、もっとも実用化が進む量子アニーリング方式の量子コンピュータは、
多くの選択肢の中から最も良い答えを瞬時に探索することに長けています。
グローバルマーケットリサーチでは、今後3年間で量子コンピュータの導入を見据えているとした大手企業は81%にも及ぶなど、量子コンピュータの活用検討はすでに始まっています。
* D-Wave Systems Inc.
「New study reveals 81% of Fortune 1000 Decision-Makers Have a Quantum Computing Use-Case In Mind For The Next Three Years」
最適解 × 超高速
量子コンピュータが得意な「多くの選択肢の中から最も良い答えを瞬時に探索すること」。
これは、学問分野において「組合せ最適化問題」と称され、従来のコンピュータは苦手とする問題でした。
Combinatorial
optimization
例えば、生産計画や勤務シフト計画を立案する上で、リソース(人・モノ・金)を無限に配置することはできません。
現状の体制を維持しつつ生産性を最大化するために、最も効果的なリソースの組み合わせを考えていくことが重要になります。
また、勤務シフトの作成には、本人の労働条件や休暇希望、求められる人数・スキル要件、人件費、人と人の相性など、さまざまな業務上のルールや制約を考慮する必要があります。
こうした必要な条件をすべて満たした上で目的を最大化するシフト計画を作成しようとするとき、量子コンピュータがその力を発揮します。
特に、熟練の経験や判断に基づく計画業務の多くは、組合せ最適化問題として定義され、ここに量子コンピュータを活用することで、熟練を要する業務の再現・強化を図ることが可能になります。
量子コンピュータマシンを使う上で必要な専用モデル(QUBO/イジングモデル)を自動で生成。業務上の必要な情報を入力するだけの手軽さで、従来のコンピュータでは得られなかった解を自動で導き出します。
D-Waveのマシン(量子アニーリング)や東芝シミュレーテッド分岐マシン(量子inspired・準量子)など、解決すべき問題や課題の規模等に応じて、最適なマシンを選び、使い分けることができます。
最新の量子コンピュータマシンに加え、課題に応じてグルーヴノーツが培った高度な数理モデルやクラウドコンピューティング技術を併用することで、確実な成果を生み出します。